有識者からの提言
熊谷 信昭 大阪大学名誉教授
人類的な貢献を目指す知的生産と文化の拠点作りを
熊谷 信昭  大阪大学名誉教授

 我が国が国際社会において世界から敬愛されるような名誉ある国家になるためには、何よりもまず学術と文化の面において人類史的ないし は文明史的な貢献をしていくことが必要です。関西は多くの学術・文化の分野で世界のセンター・オブ・エクセレンスとなり得るポテンシャリティー を備えており、国際文化公園都市はその主要な拠点として将来重要な役割を果たし得る可能性をもっています。
 諸外国から大勢の優れた学生や研究者や芸術家達を迎え、世界的に知られるようなユニークで魅力ある知的生産と文化の拠点となることを 期待したいと思います。



伊藤 滋 早稲田大学教授
21・22世紀へ向け、品格あるまちづくりへのチャレンジを
伊藤 滋  早稲田大学教授

 戦後のニュータウンは、欧米も含め機能中心であり、都市をつくる動機や既存社会との関係を十分咀嚼しておらず、21・22世紀の 品格ある尊敬されるまちとして育てることはあまり考えられていません。そろそろ、心ある人が住み、新しい生活のビジョンが具体的に 展開されるまちづくりを行う時代が来ており、その最初のチャレンジが立地に恵まれた国際文化公園都市ではないかと思います。まち づくりが進むほど、文化的な雰囲気が展開し、盛り上がるようなまちを我が国につくる。国際文化公園都市はその先駆けとなるものと期 待しています。



梅棹 忠夫 国立民族学博物館顧問
真の国際ゾーンづくりを期待
梅棹 忠夫  国立民族学博物館顧問

 大阪には国際化を強力に推進するための装置群がまだまだ不足しています。大劇場や都市博物館は都心部におくとしても、 いま計画中の国際文化公園都市には、国際的な学術研究機関や会議場といった国際交流施設の設置を考えるべきです。ほん とうの国際化のためには、外国人の住居や食事などの居住条件の整備についても真剣に考えなければなりません。この国際文 化公園都市は、世界都市・大阪への起爆剤として計画的にまちづくりがすすめられようとしています。真の国際ゾーンづくりを期待します。